Nゲージ鉄道模型の運転操作の基本ルール~新幹線でも全速運転しちゃダメな理由とは

毎回たくさんの子供たちでにぎわう『鉄道模型で遊ぼう会』。楽しそうに遊んでいるのを見ていると、私たちスタッフもうれしくなります。これまでのイベント開催中に大きなトラブルはなく、子供たちはとても行儀よく、譲り合って遊んでくれているのが印象的でした。

トラブルの気配があるときは声掛けをさせてもらっているのですが、守っていただきたいルールをきちんと説明した文書やウェブページが今までなかったので、ここで説明をさせていただきます。

目次

Nゲージ鉄道模型の運転について

パワーパックの基本操作

パワーパックとは鉄道模型を運転するためのコントローラーのことです。形状が異なるものが何種類かありますが、基本操作はほぼ同じです。

「遊ぼう会」で多いのは下の写真の青いパワーパックです。

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左側のハンドルは進行方向を切り替えるレバーで、「前進」「停止」「後退」の切り替えができます。

右側のハンドルは速度を調節するハンドルで、時計回りにまわすと速度が上がる仕組みです。

電源はコンセントが挿さっていれば常時オンです。パワーパックの種類によっては電源ボタンが付いているものもあります。

運転を始める前は、左右のハンドルを「停止」のところにレバーを合わせましょう。運転を終わるときも「停止」にします。

運転するレール上に車両がきちんと載っていることを確認してから操作を始めてください。

車両をセットしたあと、最初の2~3周は遅いスピードでテスト走行します。途中で脱線しないか注意してみておきましょう。

やってはいけない操作

全速運転は禁止

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慣れてくると速いスピードで走らせたくなると思いますが、速度調節のレバーをレッドゾーン(赤いしるしのところ)まで回すのはやめてください。

なぜかというと

  • カーブやレールの継ぎ目で脱線しやすくなる
  • 全速で走り続けるとモーターが焼けて壊れる

という理由からです。

脱線すると元に戻すために時間がかかり、そのあいだ遊ぶことができなくて運転時間が減ってしまいます。

モーターが壊れるとその列車は走れませんし、修理にお金と時間がかかってしまいます。

速度調節のレバーは半分くらいの位置を最高速として遊んでください(下の写真を参考)。スケールスピード(縮尺に応じたスピード)としては、目盛り半分でも新幹線並みに速いですよ~!

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「じゃあ、なんでこんなにパワーが出せるようになっているの?」と思われるかもしれませんね。

理由のひとつとして、長い編成で上り勾配を登るときにパワーが必要になるからです。

走行中に進行方向を逆転は禁止

「前進」しているときに、左右のレバーを「停止」に戻さずにいきなり「後退」に切り替えることはやめてください。「後退」即「前進」も、もちろんダメです。

自動車を走行中にギアをD(ドライブ)からR(リバース)に切り替えたら、間違いなく壊れますよね。鉄道模型のモーターも極端な負荷を与えると、いずれ壊れてしまうか寿命が短くなるでしょう。

鉄道模型で遊ぼう会のルール

『鉄道模型で遊ぼう会』のイベントにおいて、禁止されている操作を繰り返し、スタッフが注意してもやめなかった場合は退場していただきます。

脱線したときは

体験運転のレンタル車両の場合

スタッフが復旧しますので声を掛けてください。

持ち込み運転の車両の場合

持ち主ご自身で復旧してください(他人が触って破損した…等のトラブルを回避するため)。

手が届かないなど、お手伝いが必要な場合はスタッフに声を掛けてください。

終了時刻になったらすみやかに交代してください

終了時刻になったら、席を空けて次の人に交代してください。

一人でも多くの子供たちに気持ちよく遊んでもらえるように、ご協力をお願いします。

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楽しい時間をシェアしよう!

いろいろ細かな注意事項を書きましたが、常識的なマナーを守っていただければ問題ありません。

場合によってはスタッフが声を掛けることがあるかもしれませんが、その時はご理解とご協力をよろしくお願いします!

鉄道模型で遊ぼう会 – 次回のイベント情報

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