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遺品の鉄道模型を引き取った経験から考えた、故人が喜ぶ処分方法

亡くなった家族が大切にしていたものは、形見として置いておきたいと思うのが人情だと思います。しかし、それが大量の鉄道模型だったらどうしますか? 故人のこだわりのコレクションも、興味がない者にとっては厄介な荷物でしかありません。最近増えている鉄道模型の遺品問題と、故人が喜ぶであろう処分方法について考えてみました。

目次

遺品の鉄道模型の処分はどうすればいい?

「鉄道模型で遊ぼう会」では、鉄道模型の寄付を呼び掛けており、これまでにたくさんの模型車両の寄贈をいただいています。

昔買った鉄道模型を今はもう使わないので寄付したいという方もあれば、現役の鉄道模型ファンの方が余剰となった車両を持ってきてくれることもあります。

▲寄贈していただいた模型車両の一例

その他に、最近よくいただくのが遺品の鉄道模型を引き取ってほしいというご依頼です。

亡くなったお父様や旦那様がコレクションしていた鉄道模型がたくさんあるけれど、どうやって処分すればよいかわからず困っておられます。

残された家族や親戚関係で鉄道模型に興味がある人がなく、行き場を失っているのです。

遺品の鉄道模型が注目されたあるツイート

2017年にツイッターでこんなツイートが話題になりました。

賞を受賞したほどの素晴らしいジオラマですが、残された家族には使い勝手がまったくわからず、処分するしかないという結論になったそうです。

処分を惜しむ声が多数寄せられましたが、当事者の家族にとっては、価値を認めつつも苦渋の決断をするしかなかったのでしょう。

このツイートが話題になってから、「(遺品の鉄道模型が)ウチにもある」という声が多く挙がっていました。

私が関わった遺品の鉄道模型の事例

鉄道模型で遊ぼう会に寄贈された遺品の事例をお話しします。

あるご家庭の事例1(旦那様の鉄道模型コレクション)

鉄道模型を寄付したいというお申し出があり、お宅まで受け取りに伺いました。

依頼主が女性なのが意外だったのですが、お話しを聞くと、元の持ち主は亡くなった旦那様ということでした。

製造年次が古いNゲージ車両がたくさん残されていました。

故人が手を加えたこだわりの車両たち。お会いしたことがなくても親近感が湧いてきます。

お亡くなりになってから2年近く経ったので、ようやく手放す気持ちになったそうです。

売却される意思はないか確認しましたが、すべて寄付したいということでした。

いくつかの車両セットは形見として置いておかれることをおすすめして、残りを寄付していただきました。

あるご家庭の事例2(お父様の鉄道模型コレクション)

寄贈のご依頼を受けて鉄道模型の遺品を引き取りに行きました。

元の持ち主は、3年前に亡くなられたお父様だそうです。

事前に写真を送ってもらったのですが、NゲージだけでなくHOゲージの車両も多数あるようでした。

売却を検討したことがあるそうですが、どこへ売ればいいのかわからないし、持っていくのが大変なのであきらめたとのこと。

価値がわかる人に楽しんでもらえればいいので寄付したいというお話しでしたが、品物を拝見したところ、ほとんど未開封の模型車両がゴロゴロ出てきました。

売却すれば相当な金額になることが明らかなので、その旨を説明して中古買取店をいくつか紹介しました。

(我々が欲しかったくらいですが、あまりに高額な寄付はこちらとしても気がとがめました。)

依頼主はお父様のコレクションの価値を認識していなかったようで、説明を聞いてはじめて価値に気付かれたようでした。

結果として、保存状態が良い車両は売却されることになり、一部の車両だけ寄付してもらいました(それでも結構な数でしたが)。

鉄道模型の遺品に困惑している遺族たち

このように、遺品の鉄道模型の処分に困っている遺族が増えているようです。

数が少なければそんなに問題ではありませんが、たいていの場合は見事な数のコレクションなので、置いておくだけでも場所を取るし、捨てたくても運ぶのが大変という事情があります。

故人の思いが詰まった鉄道模型をゴミ扱いしないで!

元は高価なものであるらしいということはご存知でも、古いからどうせ売れないだろうと思ったり、売りに行くのが面倒だからと放置されがちな鉄道模型たち。

やってほしくないのは、鉄道模型をゴミとして捨てることです。

大量にある場合、廃棄物処理業者にお金を出して処分してもらうケースもあるでしょう。

処分代金がもったいないだけでなく、故人が大事にしていたコレクションが、ゴミとして処分されることにやりきれない思いがあります。

故人が納得するであろう処分方法を考えてみた

故人が遺言を残しておいてくれればよいのですが、突然のことだったりすると処分方法について何も指示がないのが普通だと思います。

では、どのように処分するのが故人の遺志にかなうことなのでしょう?

亡くなった当人は「好きにすればいい」と思っているのかもしれませんが、故人の魂が宿っているといっても過言ではないコレクションであればこそ、きちんと取り扱うことが供養になると考えます。

コレクションの価値をちゃんと理解してくれる人に譲ったり、中古買取業者を経由して他の鉄道模型ファンの手に渡って引き継がれていくことが、残された模型たちにとっても幸せなことでしょう。

そのなかでも、特に大事にされていた模型車両については、一両だけでも形見として手元に残されたら故人も喜ぶと思います。

鉄道模型っていくらで売れるの?

ここからは、中古模型買取店への売却方法について解説します。

鉄道模型の販売価格の調べ方

一般の人には鉄道模型価格の相場がわからないと思います。

もし模型車両のメーカーや型番がわかるのであれば、ネットで検索すれば新品または中古の価格がすぐに出てきます。

大抵の場合、型番はケースに記載されています。

例えば、上の写真の赤い車両だと、KATO(カトー)というメーカーの品番5142、オハ50という車両であることがわかります。

中古鉄道模型の買取価格の相場

新品同然のきれいなものであれば、買取価格は新品価格の半額くらいになることが多いようです。

キズや汚れ、付属品の欠品などがあると、査定額が下がります。

すでに廃番になっていて市場に出回っていないレアな車両であれば、高額で買い取ってもらえる場合もあります。

車両の人気度によっても価格が変動しますが、まったく値段が付かないということはないと思います。

「古いから売れない」と決めつけずに、買取業者に査定を依頼しましょう。

車両以外は売れないの?

ここまで主に鉄道模型車両の売却について説明していきました。

しかし遺品のなかには、線路、駅舎などの建物、パワーパック(操作機器)などがあることでしょう。

もしかしたら、組み立て途中のキット(プラモデル)や細かな部品もあるかもしれません。

それらも、車両ほどではありませんが値段が付きます。

車両以外の品物であっても、最初から除外せずに、買取業者に相談してみましょう。

ジオラマ(レイアウト)は売れるの?

街並みや山などを再現したジオラマは売れるのでしょうか。

これはケースバイケースとしか言えません。

持ち運び可能な小さいものなら、そのまま売れるので買い取ってもらえるかもしれません。

しかし、部屋に固定されたような大型のものだと判断が難しいです。

これについても、あきらめずに買取業者に相談してみましょう。

買取業者を選ぶポイント

鉄道模型などホビー専門の買取業者を選ぶ

中古品の買取というと、ハードオフなどのリサイクルショップが思い浮かびます。

一般的なリサイクルショップは家電、家具、衣類など汎用的な商品の買取は得意ですが、鉄道模型のような嗜好品の買取は得意ではありません。

お店に鉄道模型専門の目利きがいないので、鉄道模型独特のプレミア価格が付けられないのです。

また、鉄道模型の販売力がないため買取価格が低くなりがちです。

なので、一般的なリサイクルショップへの売却はおすすめしません。

売却するなら、鉄道模型などホビー専門の買い取り業者に依頼することをおすすめします。

出張買取や宅配買取がある買取業者を選ぶ

中古買取というと、売りたい品物をお店に持って行って査定してもらうイメージかと思います。

これは店頭買取といいます。

しかし、大量の鉄道模型がある場合、お店まで持っていくのは大変だと思います。

近くに鉄道模型買取をやっているお店がない地域もあるでしょう。

そんな時は、宅配買取出張買取をしてくれる業者がおすすめです。

宅配買取とは

宅配買取は、売りたい品物を売主自身でダンボール箱に詰めておき、宅配業者に取りに来てもらうサービスです。

ほとんどの買取店では、宅配便の送料やダンボール箱代が無料です。

荷物を受け取った買取業者が品物を査定し、査定額を提示します。

査定額に納得すれば買取成立。買取額が入金されます。

査定額に納得しなかった場合は返送してもらうこともできます(お店によって対応が異なる場合があります)。

出張買取とは

出張買取は、買取業者の出張可能エリアであればお宅まで来て査定を行い、買取成立ならその場で入金、荷物は業者が梱包して持って行ってくれるサービスです。

査定、入金、搬出が一度に済むのでラクチンです。

遺品の鉄道模型を売るならここ!おすすめの中古模型買取業者

鉄道模型に詳しくない人でも依頼しやすい中古模型買取業者をご紹介します。

鉄道模型買取アローズ

宅配買取がメインの買取業者です。

インターネット取引専門で実店舗を持たないため、浮いたコストを買取価格に上乗せできるのが強みです。

宅配買取は自分で梱包する必要がありますが、宅配業者が玄関先まで取りに来てくれるので、送ってしまえば査定が完了するのを待つだけ。

見積金額に納得して売却すれば、即日入金されます。

送料・手数料・査定料・梱包材がすべて無料【鉄道模型買取アローズ】

荷物が多すぎて梱包できないという方は、出張買取を選ぶこともできます。

指定した日時に査定に来てくれて、売却が決まれば梱包してもらえるのでとてもラクです。

ホビーランド ぽち

鉄道模型ファンには有名な中古鉄道模型販売・買取のホビーランドぽち

秋葉原、新宿や大阪の梅田、日本橋などの一等地に店舗があります。

マニア御用達の有名店で、実店舗とインターネット店の販売力があるのが強みです。

対面の方が安心という方は、お店に持ち込んで店頭査定してもらうことが可能です。

ホビーランドぽちの店舗一覧はここをクリックしてご覧ください

お店が近くにない場合は、宅配買取出張買取も選べますので、まずはお電話して相談されることをおすすめします。

買取情報のページはこちら

トイフォレスト

出張買取を積極的に行っているインターネット専門の中古模型買取業者=トイフォレスト

鉄道模型だけでなく、フィギュア・ミニカー・超合金・プラモデルなどあらゆるホビーの買取りに対応しているので、そのような遺品もある場合は一度に査定してもらえるので便利です。

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)なら、最短で即日お伺いできるそうなので、思い立ったらすぐに処分することができます。

宅配買取にも対応していて、送料・査定料はもちろん無料です。

専門店だから可能!フィギュア・模型・コレクターズアイテムの高額買取!

買取り金額UPを狙うなら複数業者で相見積りを取ろう

上記以外にもたくさんの買取業者があります。

少しでも高く売りたいのであれば、複数の業者で相見積もりを取られるといいですが、2~3社くらいに絞って効率よく比較されることをおすすめします。

中古鉄道模型の上手な売り方

箱・ケースのホコリは拭き取っておく

箱やケースがホコリをかぶっている場合は綺麗に拭き取っておきましょう。

査定の際、品数が少なければひとつひとつ丁寧に見てもらえると思いますが、数が多いと流れ作業でさっさと見て値段をつけて行くことになります。

ちょっとしたことですが、見た目の印象で査定額が変わることがあるので気を付けましょう。

オリジナルの箱は捨てないで

箱や付属品がきれいに残っていれば査定額が上がります。

もし箱が汚れていたり破れていたとしても、捨てたり他の箱に入れ替えたりせず、そのまま査定に出した方がいいです。

歴史を感じられる箱にも価値があるのです。

遺品の鉄道模型を寄付する

人によっては、遺品をお金に換えることに抵抗があるかもしれません。

そんな場合は、鉄道模型を寄付することを検討されてはいかがでしょうか。

故人とつながりがある友人や団体に譲渡する

故人と親交があった鉄道模型ファンの友人や団体があれば、形見分けとして譲渡(寄付)されると喜ばれると思います。

公共施設などに寄付を打診する

近隣に鉄道模型を収蔵している図書館などがあれば、寄贈を申し出てはいかがでしょうか。

たくさんの人に見てもらえれば、故人も喜ぶと思います。

鉄道模型で遊ぼう会に寄付する

やっと出てきました(笑)。

私たち「鉄道模型で遊ぼう会」では、電車好きの子どもたちが喜ぶ鉄道模型の寄贈を受け付けています。

いままでに寄贈車両を多数受け入れた実績があります。

中古買取、友人などへの譲渡を検討したうえで、それでも鉄道模型で遊ぼう会に寄付したいと望まれる場合はぜひご連絡ください。

京阪神エリアであれば、お宅まで取りに伺うこともできます。

寄付の詳細については下記のページをご覧ください。

鉄道模型の処分や寄付をお考えの方、「鉄道模型で遊ぼう会」に託してみませんか?

【終活】あなたの死後、大事な鉄道模型がどうなるか考えてみよう

いま生きている鉄道模型ファンは、万が一の時に備えて車両リストを作ったり、箱や付属品を整理しておくことをおすすめします。

終活のためというより、コレクションの管理として普段から整理しておいた方がいいでしょう。

大事なコレクションがゴミとして捨てられたり、二束三文で売られてしまわないよう、処分方法を書き残しておいたり、普段から家族に伝えておくことが大事です。

自分が亡くなった後、残された家族・親族が困らないようにしてあげたいですよね。

それに、自分の思いと違うことをされるのは、やっぱり悲しいですから。

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溝口 光徳

溝口 光徳

1971年1月生まれ、大阪府在住の鉄ちゃんです。本業は乗りテツですが、ひょんなことから「鉄道模型で遊ぼう会」を主催しています。2004年にJR全線完全乗車達成。現在はJR以外の鉄道全線完乗を目指して活動中。鉄道旅行サイト「乗りテツねっと」を主宰。
保有資格:総合旅行業務取扱管理者、アプリケーションエンジニア、システム監査技術者

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