お気に入りの鉄道模型車両を、お部屋に飾って好きなだけ眺めたい! そう考える鉄道模型ファンは多いことでしょう。
しかし現実は、専用ケースに入れて収納し、見たい時に取り出すというのが一般的かと思います。そこで、限られた設置スペースにも対応できる、おすすめのディスプレイラック(展示棚)を紹介します。
鉄道模型をお部屋に飾るときに困ること

鉄道模型を手間をかけずに飾ろうとした場合、机の上や本棚の空いたスペースに線路を敷き、車両を並べるのが一般的かと思います。
しかし、このやり方だと次のような問題が起こりがちです。
机の上に飾る場合の問題点
- 机で作業するときに邪魔になるので、その都度片付けなければならない
- 手が当たったり机にぶつかったときに車両がコケてしまう。最悪の場合、床に落下してしまう
- ホコリが積もりやすい
本棚に飾る場合の問題点
- 本の手前に置くと、本を取り出すときに邪魔になる
- 鉄道模型で棚を一段専有すると、本が入りきらなくなる
- 横に長いスペースを確保しにくい(3~4両編成が限度)
このように、机や本棚に展示スペースを作ろうとすると無理が生じてしまい、イライラすることになりそうです。

もし机や本棚に空きスペースがあるなら(難易度・低)
もし幸運にも、机や本棚に十分な空きスペースがあるならば、そこを活用しない手はありません。
線路を敷いて車両を載せるだけではなく、ちょっとしたジオラマを飾れば、いつでも臨場感ある情景が楽しめますね。

卓上に据え置きの横長ラック

机や低い家具の上に空いているスペースがあるなら、据え置きのラックもおすすめです。
棚の中にちょっとしたジオラマを作り込むのもいいですね。
あこがれのコレクションラックを導入する(難易度・高)
意外と小スペースで設置できる
机や本棚に適当な空きスペースがない場合、思い切って専用のコレクションラックを導入するのも一案です。
例えばこんなラックです▼

これを置けるくらいなら最初から悩むことはない、と言われそうですが…。
しかし、冷静に部屋の中をよく見てください。
ずっと置きっぱなしになっている段ボール箱や、常時置いておく必要がない季節品を壁際に積んだりしていませんか?
思い切って片付ければ、十分な場所を確保できるかもしれません。
「ラック一台じゃ足りない!」という方は、2台、3台と横に並べるといいですね。
この機会に、お部屋の模様換えに取り組んでみてはいかがでしょうか。
鉄道模型をどのように飾るかイメージしよう
ただし、この棚には弱点があって、横に長い鉄道模型の列車をつないで展示するのには向きません。
一両だけとか、2~3両の短かい編成の展示が限度です。
鉄道模型だけでなく、フィギュアやプラモデルなどを一緒に展示したり、一部を本棚にする場合にはマルチに使えるので便利です。
Nゲージ鉄道模型専用の壁掛けディスプレイラックで解決!(難易度・中)
大型のコレクションラックは大容量でたくさん飾れるのがメリットですが、編成を組むと横に長い鉄道模型には不利なところがあります。
そんな問題点を一挙に解決できるのが、壁掛け式のNゲージ鉄道模型専用ディスプレイラックです。

アクリル製のコレクションケース

透明のアクリルで作られた壁掛け式ショーケースです。
幅は90cmで、一般的な在来線車両なら6両編成、新幹線車両なら5両編成で飾ることができます。
7段もあるので、見ごたえのある展示が実現できますよ!

こちらは据え置きのみで、壁掛けはできません。
その代わり、棚が5段もあり、しかも手前側と奥側の二段に並べて飾れるので、10編成も展示できる収納力が魅力です。
壁掛けディスプレイラックのメリット
目線の高さに飾れるのでよりリアルに鑑賞できる
車両のディテールを観察するなら、上から見下ろすのではなく真横から見るのが理想です。
壁掛けディスプレイラックをやや高い位置に取り付ければ、いつでも真横から車両を見ることができるので、実物のような迫力を感じることができます。
Nゲージ鉄道模型専用なので無駄がない
Nゲージ鉄道模型専用仕様で、適度な長さ(幅)があって奥行きが短いので大きさに無駄がありません。ということは棚自体も軽くなります。
空いている壁面に簡単に取り付けできる
お部屋の床面に空きがないお宅でも、壁面は空いていることが多いはず。
壁面が埋まっているように見えても、カレンダーやポスターをはずせば取り付けできますよ!
石膏ボードの壁に取り付け可能
新築住宅の場合、きれいな壁にクギを打つことをためらわれると思います。
しかし、鉄道模型のような軽いものを載せる棚であれば、石膏ボードに取り付けることができます。
取り付け用の金具は細いクギを斜めに打ち付けるので、画鋲程度の跡しか残りません。設置場所を変えることになっても安心ですね。

自宅での鉄道模型展示方法のまとめ
自宅での鉄道模型の展示方法として
- 机や本棚の空きスペースを利用する方法
- コレクションラックを導入する方法
- 壁掛けディスプレイラックを導入する方法
以上、3つの方法をご紹介しました。
どの方法であれ、大切な鉄道模型を身近に感じていられることが一番大事です。
住居スペースの調整や同居しているご家族と相談のうえ、ベストな選択をしていただけたら幸いです。