鉄道模型で遊ぼう会では、Nゲージの模型車両、線路、パワーパック、ストラクチャーを大量に所有しており、運転会のたびにそれらを運ばなければなりません。効率よく収納できて、簡単に潰れない頑丈な箱が求められます。今までいろいろな収納ケースを試してきた結果、行きついた答えをお話しします。
大量の鉄道模型を効率よく収納、運搬するにはどうすればいい?
鉄道模型で遊ぼう会は、10コースの大レイアウトを組むために、次のような鉄道模型用品が大量にあります。
- 鉄道模型車両
- 線路、高架橋、高架駅
- プラットホーム、ストラクチャー
- パワーパック、スイッチ類
- ケーブル、電源タップ
- 工具、クリーナー
- パンチカーペット(敷き物)
- その他の備品
おおよそですが、大型の収納ボックス12箱程度+小型の収納ボックス6箱程度の量があります。
大型と小型に分けている理由は、車に積むときに全部の箱が大型だとすき間が空いてしまうため、すき間に詰め込みやすい小型の箱も併用しているのです。
運転会を始めた当初は、半分程度をダンボール箱に入れていました。
しかしダンボール箱だと中身が見えないため、探し物をするときはひと苦労!
そこで、ホームセンターで売っている透明のふた付きボックス(衣装ケース)で統一しました。
ふた付きボックス(衣装ケース)のメリット・デメリット
ふた付きボックス(衣装ケース)のメリット
- 透明なのでフタを開けなくても中身がわかる
- 一箱700円程度と安価
- ホームセンターで大量に売っているので追加も容易
ふた付きボックス(衣装ケース)のデメリット
- 重いものは入れられない
- 耐久性が低い、すぐに割れる
- 底の方がすぼんだ台形形状
- フタが行方不明になりやすい
安価なふた付きボックスは、あくまでも衣替えなどの衣装を入れるためのモノ。
重量のある車両ケースやパワーパックを詰めて運ぶものではありません。
実際のところ、重量物を入れた箱は底面、側面、フタの留め具が割れました。
これは用途が違うのを承知で使っていたので自業自得です。
もうひとつ困ったのは、使わない箱を重ねやすいよう底の方がすぼんだ台形形状になっているため、車両ケースをギッシリ入れると上の方だけすき間が空いてしまうのです。
そしてすき間に車両ケースを押し込むと、ケースが割れてしまうという残念なことに・・・。
業務用途に耐える折りたたみコンテナ(折りコン)
そんなある日、とあるお店に積まれていた折りたたみコンテナ(折りコン)を見て、「これ、いいかも!」とひらめきました。
日夜、重い荷物を入れて繰り返し利用されているのですから、耐久性は高いハズ。
どこで買えるんだろ?と思ったら、Amazonで売ってました。
そこには、鉄道ファンに魅力的なデザインのコンテナが!
JR貨物【18D形】の折りたたみコンテナ
まさにコンテナ。
JR貨物【18D形】の折りたたみコンテナです。
お値段は「高いなあ」と思いましたが、欲しい気持ちに抗えずポチり。
ちなみに、JR貨物デザイン以外にもマニア心をくすぐるコンテナがいろいろあります。
コラボデザインの折りたたみコンテナ各種
ヱヴァンゲリヲン新劇場版 ネルフTOP SECRET折りたたみコンテナ
THE NEXT GENERATION パトレイバー 特車二課整備班専用折りたたみコンテナ
海上自衛隊 護衛艦かが 折りたたみコンテナ
ファンならずとも、欲しくなっちゃいますね。
折りたたみコンテナのカラーバリエーション
JR貨物デザインは高価なのでいくつも買えませんが、単色の折りコン(50L)は1,500円程度とリーズナブル。
ただし耐荷重は8kgで、安いぶん、本格的なヘビーデューティー仕様ではないようです。
とはいえ、鉄道模型を運ぶ程度なら問題ないレベルと言えましょう。
カラーバリエーションが豊富で、グレー以外に、青、赤、緑、黄色があります。
私はどの箱に何が入っているのか色分けしようと思い、青の箱はパワーパック、赤の箱は単線線路、緑の箱は備品類などと使い分けています。
中身が見える透明タイプもあります。
折りたたみコンテナのサイズバリエーション
折りたたみコンテナは、底面積が同じで高さが違う「大・中・小」の3サイズがあります。
サイズ・容量・外形寸法(mm)間口×奥行×高さ
- 大サイズ・50L・530×366×336mm
- 中サイズ・40L・530×366×283mm
- 小サイズ・30L・530×366×232mm
高さ以外のサイズが同じなので、くぼみに合わせてズレないように積むことが出来ます。
折りたたみコンテナ(折りコン)のメリット・デメリット
折りたたみコンテナ(折りコン)のメリット
- 50Lの大容量
- 頑丈で壊れにくい
- 内側が直方体の形状(台形じゃない)
- フタのロックが付いている
- フタが本体から外れないので無くならない
- 使わない時は折りたためる
- デザイン、カラーバリエーションが豊富
- 用途に応じてサイズを選べる
- 意外と安価である
折りたたみコンテナ(折りコン)のデメリット
- フタが薄いので、フタの上に重い物を載せるとへこむ
- 密閉ではないので水や湿気が中に入る
折りコンを10箱購入し、1年以上使用していますが、実用性が高くて満足しています。
なんといっても大容量で壊れにくいので使い勝手がいいです。
ただし、折りたたみができる構造上、至る所にすき間があります。
万が一、水が掛かれば中に水が入ることでしょう。
湿気が多い所に長期間置くと、箱の中にカビが生えるかもしれません。
私は自宅に保管する際は、防湿材を置いたり、定期的に換気したりしています。
折りたたみコンテナと一緒にあると便利なもの
折りコンは丈夫で大容量なので、パンパンになるまで物を詰め込んでしまいがち。
そうなると、一箱がかなり重たくなり、腰を痛めかねません。
そんな負担を軽減するために、運搬用の台車かキャリーカートがあると安心です。
ハンドル部分をたためるタイプなら、置き場所に困らずに済みます。
▼画像タップでAmazonの最新価格を確認!▼
こちらもおすすめ。無印良品の「ポリプロピレン平台車」を2台購入しました。
1台ずつ使えるのはもちろんのこと、2台を連結して大きい台車にすることもできます。
耐荷重は余裕の80kg!
建物内の段差がない廊下やエレベーターであれば問題なく運搬できます。逆に、段差があると引っかかって立ち往生します。
この平台車の上に折りコンを載せておけば、室内を移動させるときに便利です。
大量の鉄道模型の収納・まとめ
鉄道模型で遊ぼう会の運転会での経験から導き出したベストな収納は「折りたたみコンテナ」でした。
自分の模型部屋があって、収納棚をきれいに整備しているという羨ましい人がいるかもしれませんが、大抵の人は、余ったダンボール箱や収納ボックスに詰め込んでいるのではないでしょうか。
鉄道模型コレクションをこれから整理するのであれば、頑丈で大容量の折りたたみコンテナがおすすめです。
よかったら試してみてくださいね!